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花の豆知識と育て方
しばさくら
常緑で地を這うように伸びる北アメリカ原産の宿根草です。
春に花を咲かせて、赤・白・ピンク・紫の花の色が、カーペットのように株をおおいます。
グラウンドカバープランツの代表的な花です。
植え付け |
3月 |
置き場 |
日当たりのよい場所へ。乾燥に強いので、傾斜地にも向いています。
※半日陰や多湿な場所には向きません。 |
水やり |
表面が乾燥しているときに、与えます。 |
施肥 |
すでに植えてある株は2月に、これから植え付ける場合は、1週間前までに、化成肥料を施します。(1m2あたり20g)
《ポイント》花つきが悪くなりますので、やりすぎに注意しましょう。 |
株分け |
数年は、植えっぱなしで大丈夫です。
花つきが悪くなってきたときには、秋に深く掘り上げて行います。
また、長く伸びた茎の先を切り取って、鉢にさしておいて、翌年、定植させて増やすこともできます。 |
てっせん(クレマチス)
キンポウゲ科の多年草のつる性花木です。
世界各国に200〜300種類の原種があるといわれているいて、
日本にもカザグルマ、ハンショウヅル、センニンソウなどが自生しています。
外国からの輸入や日本国内の品種改良などで、かなりの数の園芸品種が売られています。
フェンスやラティスなどに絡ませたり、コンテナ植えにしてトレリス柵を設けて誘引をする方法もあります。
剪定や品種をうまく組み合わせると、春から冬まで年中花を楽しめます。
開花期:5月中旬〜7月中旬(※剪定すると、11月上旬まで咲きます。)
花径:7〜10cm
植え付け |
2〜3月または10月中旬〜11月 |
置き場 |
日当たりがよくて、保水性のよい土がおすすめです。
コンテナ植えの場合は、日当たりのよい戸外の棚や台の上に。
地面に直接置くと、ネマトーダの被害など病気にかかりやすくなったり、
根が鉢底から地面に食い込んだりすることがあるので、さけたほうがよいです。
※寒い地方では、冬は室内に取り込んでください。
《ポイント》深植えにしたほうが立ち枯れ病の対策に。 |
水やり |
庭植えの場合は特に必要はなく、乾いたら与えるくらいでよいです。
コンテナ植えの場合は1日1回です。 |
施肥 |
開花中には特に必要ありません。 |
病気 害虫 |
アブラムシにはマラソン剤を散布するのがよいです。
温度が上がったり、通風が悪くなるとうどんこ病が発生しますので、
チオファネートメチル剤で早めに消毒をしましょう。
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剪定 |
新しい枝に咲くジャックマニー系は、花後に全体の3/1を切り戻しましょう。
旧の枝に咲くカザグルマやモンタナは特に必要ありません。
《ポイント》品種によっては、新しい枝にも古い枝にも咲くものがあります。
咲き方によって剪定を考えるとよいです。 |
花がら 摘み |
花がらを放っておくと、種ができて株が弱ります。
こまめにハサミで摘み取るようにしましょう。 |
つるの 誘引 |
つるが伸びてきている時期には、1週間に1回ぐらい支柱に誘引してあげてください。 |
花しょうぶ
日本の原野に自生しているノハナショウブから改良されたものです。
数少ない日本固有の花です。
起源は室町時代といわれています。
江戸、伊勢、肥後種の3種類と長井古種(現存する最古の品種)があります。
江戸種
花茎はすっきりと葉先より抜き出るように伸びます。
ほとんどが、群生させて楽しまれてきた品種です。
伊勢種
伊勢松阪地方で発達した花で、花弁が長く垂れて咲きます。
肥後種
江戸の松平菖翁より肥後の細川家に分けられたもので、花は鉢植えにして咲かせます。
座敷に飾って威儀を正して、花に礼儀をつくして観賞します。
長井古種
現存する最古の花でノハナショウブの形態を強く残した素朴な花です。
- 奥万里(おくばんり) 五月晴れ(さつきばれ)
- 美吉野(みよしの) 極光(きょっこう)
- 誰が袖(たがそで) 千鳥
- 長井小町
ハナショウブの呼び方は様々
おみなえし咲く沢に生えうる花且美
かつて知らぬ恋もするかも
中臣女郎(「万葉集」より)
この花且美とは、ハナショウブのことです。
花菖蒲の呼び方は、人によってさまざまで、アヤメやショウブとも並べられたりして、
ややこしいしよくわからない、とよく伺います。
アヤメ…ハナショウブと同じアヤメ科でよく似ていて、5月に開花。
ショウブ…葉は似ているけれど、サトイモ科なので花はまったく違います。端午の節句に使われます。
ハナショウブは漢字で書くと「花菖蒲」で、花を取ると、あやめ(菖蒲)とも読まれます。また、和歌では、花菖蒲をあやめと読ませていたり、昔の園芸書でもはなせうぶ、はなさうぶなど、
いろんな読み方があったようです。
植え付け |
6〜7月上旬 |
置き場 |
日当たりと水はけのよい場所に植えます。
鉢植えの場合は5号鉢に1株に。
配合土は、赤玉7腐葉土3にして、浅植えにします。 |
水やり |
乾燥しているときに、与えます。(※冬場もときどき必要です)
《ポイント》乾かさないことです。 |
施肥 |
春と秋に化成肥料をおきます。
鉢植えの場合は花後に与えてください。 |
病気 害虫 |
風通しがよければまず大丈夫ですので、病害虫は少ないです。
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植え替え |
鉢植えの場合は、毎年行います。
植え替えないと、花が咲かなくなりますので、注意が必要です。
植え替え時期は、花後すぐです。
過ぎた場合は、暑い夏は活着があまりよくありませんので、秋口まで待ちます。 |
植え替えの仕方
- 株分けをしやすくするため、水でできるだけきれいに用土を落とします。
- 鉢から抜き出し、葉を切り詰めます。(25〜30cmぐらい)
- さらに外側の葉を半分に切り詰めます。
- 根の際1cm以下の浅植えにするのがポイントです。
株分けの仕方
- 根茎を両手で割って、一篠づつ株分けします。
- 植え替えと同様の方法で植えつけます。
あじさい
ユキノシタ科アジサイ属に分類され、日本では約10種、世界では約40種もの種類があります。
園芸に使われるアジサイは、元々日本のアジサイが改良されたものです。
西洋アジサイ(ハイドランジア)は、房総半島から足摺岬に至る太平洋岸に自生するガクアジサイが、
ヨーロッパへ渡り鉢植え向きに改良されたもので、今では逆輸入という形で、日本へ戻ってきています。
植え付け |
3月か花の直後 |
置き場 |
日当たりと水はけのよい場所へ。
冬の寒風が当たらないように気をつけましょう。 |
水やり |
たっぷりめに与えましょう。極端に乾燥させると、葉がしおれます。
鉢植えの場合は、底面給水鉢を利用するなどして、鉢が直接水につからないように工夫が必要です。 |
施肥 |
花後、株まわりを浅く掘って、化成肥料を埋めます。(大きさによりますが、50〜100g程度が、目安です。)
鉢植えの場合は、花後、7〜9月までは液体肥料の500〜1,000倍液を週に1回施します。
《ポイント》花色が土の性質によって変わる傾向があります。
酸性土だと青に、アルカリ性だと赤になりますので、青色品種にはピートモスを、赤色品種には木炭や石灰を施すことで、花色を鮮やかにできます。 |
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